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- Gラインセミナー エネルギー分散化のカギはガス。

東日本大震災が起き、復旧や復興は今後の長期的大事業である。
各地の電力不足解消も短期的な復旧は不可能であり、脱原発も進むであろう。
様々なエネルギー論が出ているなか何がベストエネルギーかを考えるべきであり、エネルギー問題のプロである石井氏が、客観的データを元に日本のエネルギー戦略の要であるガスについて講演していただきます。
セミナー講師
石井彰
いしい あきら
エネルギー・環境問題研究所 代表(個人事務所)
(独)石油天然ガス・金属鉱物資源機構 特別顧問(非常勤)
早稲田大学非常勤講師/招聘研究員
1974年上智大学法学部卒業後、日本経済新聞社を経て、石油公団にて1970年代後半から石油・天然ガス(LNG)開発関連業務。1980年代末から国際石油・天然ガス動向調査・分析に従事。その間、ハーヴァード大学国際問題研究所客員、パリ事務所長などを歴任している。著書に『脱原発。ガス発電で!』、『3.11で現実化した「成長の限界」が日本を再生する』、『21世紀のエネルギーベストミックス」、「エネルギー:今そこにある危機』ほか。
当日のセミナーの一部を公開しています
ぜひご覧下さい。
セミナーレポート

3.11後に大きくエネルギーの捉え方が変わってきた。
特に電力について省エネがもとめられているが、供給側の電力化率が低いことが大きな問題である。火力発電の効率が低くガスコンバインドサイクル発電ならば60%を実現する。これは石炭火力38%と比較してもかなり効率がよい。
これからはCO2削減のためには分散型コジェネレーションが重要となる。六本木ヒルズのガスタービンコージェネレーションはビル全体の電力、空調をすべて賄っている。更に3.11以降は4000kwを東電に売電している。大型火力発電所の効率が35%であるのに対して分散コージェネは80〜90%を達成しており効率的だ。
各国の将来ビジョンを見ると2035年までの米国の新規発電所はガスが62%を占めており次に風力発電となっている。一方、今注目されているソーラー発電で需要を充足させようとすると、とてつもなく広範な面的自然環境破壊が想定される。たとえば4万kのガスタービン1機の発電能力を実現しようとすると、成田空港全体にソーラーパネルを敷き詰めねばならない。これは環境に良いとは言えない。また安定化バックアップシステムを加えると火力の10倍のコストになると言われる。
一方シェールガスは埋蔵量が豊富で最大400年分があると言われている。アジア太平洋エリア、また北米、中国などその埋蔵量が確認され可能性は高まるばかりだ。各国は既に開発段階で近い将来革命的に日本に輸入されることになるだろう。
また今までの日本のガス調達コストは世界一高いものとなっている。これは電力会社が販売価格を鵜呑みにしてきたからにすぎない。今後は電力会社にゆだねることなく価格交渉を含める余地があると考えられる。
また分散型と考えるとLPGは災害に強いことが今回の地震で実証された。天然ガスを含めガスの位置づけは最も環境に負荷の少ないエネルギーとして見直される。少なくとも再生エネルギーは補完の役割で主力はガスになるものと考えられる。

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